刺さるベネフィットがないコンセプトは売れない

こんにちは、
売れるコンセプトの専門家・鯉渕 健です。


本日は、絶対売れないコンセプトの例として

見込客が一番欲しい
刺さるベネフィットがないコンセプト

…というテーマでお話しさせて頂きます。


それでは詳しく解説していきますね。

ベネフィットは大きく分けて2種類ある

まず最初に
「得られる結果(ベネフィット)」というのは大きく分けて、

① 直接的なベネフィット
② 間接的なベネフィット


…の2種類があります。

① 直接的なベネフィットとは?

直接的なベネフィットというのは、

見込客が今直面している問題や悩みごと
フォーカスしたベネフィットです。



例えば、

商品がまったく売れず
毎月売上が不安定で
もう生活していけない


…という人に対して、


〇〇をすれば、
1ヶ月以内に
30万円稼げます!


…という感じで、


いま直面している問題や悩みごとに対しての
ベネフィット(得られる結果)です。

(極端な例ですが…)

② 間接的なベネフィットとは?

一方、間接的ベネフィットというのは、


例えば、

① この副業を始めれば
 毎月10万円収入が
 安定して増える。


 ↓ ↓ ↓ ↓

② その結果、旅行に行ける
  ようになったり、家族で
  毎月外食できるようになる。




この②の部分の、

その結果 こんなことが実現できますよ
…という部分のことです。

間接的なベネフィットをメインで打ち出すと売れにくい!?

この②をベネフィットとして
打ち出したコンセプトを作ってしまうと、

私の経験上、見込客に刺さりにくくなり
売れないことが多いです。


なぜならば、見込客が一番欲しいのは
今直面している問題を解決できること」だからです。



簡単な例を挙げると、

【悩み】
集客が上手くいかず、
毎月の売上が不安定で今後、廃業の恐れがある

 ↓ ↓ ↓ ↓

【ベネフィット①】
集客が上手くいくようになり、
毎月安定して50万円以上の売上が上がるようになる

【ベネフィット②】
集客が上手くいくようになり、
売上の不安から解放され家族との時間も増える


…この場合、

確かに売上の不安から解放されたり
家族との時間も増えたらそれは最高なのですが、


見込客は、まずは直近の問題である
明確な売上が安定して上がるようになること
何よりも望んでおり、

こちらが見込客の一番欲しい結果になります。



ここで②の間接的ベネフィットを
打ち出してしまうと

悩みの解決に対して具体性も欠けますし、
現在の状況の見込客が一番欲しいものではないので
イマイチ刺さりにくくなるというわけです。



そして、割と多くの方が、
この間接的ベネフィットを打ち出した
コンセプトになってしまっているので、

しっかりと見込客が一番欲しいであろう
直接的べネフィットを打ち出し、

コンセプトを作るようにしましょう。



ちなみに、
最初に直接的ベネフィットをしっかりと打ち出したうえで

その副産物としてこんな結果を得られますよ」という感じで
間接的ベネフィットを提示するようすると反応が良いですよ。



ぜひ実践してみて下さい。
ここまでお読みいただきありがとうございました。